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  1. 仙台市議会 2005-06-22
    市民教育委員会 本文 2005-06-22


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから市民市教育委員会を開会いたします。  まず、委員会の席次についてでありますが、各委員の席については議会運営委員会の決定事項により、また各会派の代表者にお聞きした上で私の方で調整をさせていただきましたが、ただいま御着席いただいている席となりますので御了承願います。  本委員会において審査を行います議案は10件であります。まず、審査の方法についてお諮りをいたします。審査の順序はお手元に配付の審査順序表のとおりとし、順次質疑を行い、全議案に対する質疑終了後、決定に入ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を進めることにいたします。  なお、議案審査終了後、所管事務について当局からの報告及び質問を行いますのでよろしくお願いをいたします。               《付託議案の質疑について》 3: ◯委員長  それでは、これより付託議案の審査に入ります。  まず、第81号議案平成17年度仙台市一般会計補正予算(第1号)第2条債務行為の補正中、(仮称)宮城野区文化センター等PFI特定事業について質疑を願います。 4: ◯ふるくぼ和子委員  宮城野区文化センター等PFI特定事業についてお伺いをいたします。  まず最初に、この事業の可能性調査の段階ではVFM経費の削減ですね、財政負担額の削減率2.81%、3億3000万円ということで御報告をいただいておりましたが、今回特定事業の選定では3.30%の財政負担額の削減率というふうになって御報告をいただいております。この変更した理由についてお伺いいたします。 5: ◯市民局長  地域振興課長の方から答弁させます。 6: ◯地域振興課長  施設の整備費でございますとか維持管理費あるいはモニタリング費用等を精査いたしましたことによるものでございます。 7: ◯ふるくぼ和子委員  この3.3%についてですけれども、これは今の段階で幾らかという金額については公表いただけますでしょうか。 8: ◯地域振興課長  3.3%でございますが、金額にいたしますと3億8300万円ほどとなります。 9: ◯ふるくぼ和子委員  それでは、この削減率を出すに当たってのコスト計算の中身ですけれども、例えば選定委員会が設置され、その中で議論をされた経過がございますが、その運営の経費であるとか、あるいは選定事業者金融機関等に支払うアップフロント手数料ですとかコミットメント手数料、こういうものもあるというふうに伺っておりますけれども、そうした経費、あるいは弁護士の費用、その他PFI事業としたために発生をしてくる行政コストなどですね。こうしたものは含まれているのでしょうか、確認をさせていただきます。 10: ◯地域振興課長  PFI事業コスト計算でございますけれども、これはPFI事業固有のものについては含めております。なお、従来からも施設建設に当たりまして発生している費用、例えば選定委員会でございますとか職員のコストでございますとか、こういったものは含めておりません。なお、今ございました弁護士費用でございますとか、コミットメントフィーとか金融機関の手数料、こういったものは含めているところでございます。 11: ◯ふるくぼ和子委員  それでは、3.3%の財政負担、これが軽減をされるその主たる要因については何があるのでしょうか、お伺いいたします。
    12: ◯地域振興課長  主なものでございますけれども、まず建設工事費がございます。それから大きいものとして維持管理費等、こういったものによって生み出されたものでございます。 13: ◯ふるくぼ和子委員  今回報告では一括発注ということで、設計、建設、そして維持管理までを一括してPFIでやるという、そういう中身かというふうに思います。これまで私が指摘してきましたとおり、PFI事業は市民の後年度負担が大変大きい問題であるとか、既に国内でも事例が起きていますように事業者が破綻をするというようなこともあり得ますし、大変大きなリスクを背負う、そういう事業だというふうに思います。今回の事業では、今言いましたように設計、建設、維持管理、これらを20年間というスパンで一括して行っていく、そういうことでの経費削減というのを期待しての事業ということになるかと思いますが、これでは仙台市がこれまで進めてきた地元優先発注であるとか、あるいは地域経済の発展、活性化、こういうことに結びついていかないのではないかというふうに大変心配するわけですが、その点についてはどうでしょうか。御所見を最後に伺っておきたいと思います。 14: ◯地域振興課長  仮称でございますけれども、宮城野区文化センター等整備事業PFI特定事業につきましては、WTOの政府調達協定が適用されますことから、地元企業の参入義務づけ等を認めるということはできません。なお、実施方針におきましても既に地元が参加できるような入札参加資格要件をお示しし、また、今後何らかの形で事業者が地域経済に配慮するような方法を取り入れてまいりたいと考えております。  現在、専門家が入りました事業者選定委員会におきましてこういった内容を協議中でございますので、具体的内容につきましては決定次第、公表してまいりたいと、このように考えております。 15: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第91号議案仙台消防団員に関する条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。 17: ◯岡部恒司委員  数点お伺いをいたします。  消防団の定年制引き上げに関することであると思いますが、改めてその内容と、それからそれをしたことによっての効果、影響というのを、再度お伺いたしたいと思います。 18: ◯消防局総務課長  ただいまの質問でございますが、消防団員の充足の向上ということからホームページの見直しとかあるいは啓発用のパンフレット等の見直し、さらには粘り強くということで職員、団員あるいは町内会の皆様にも御尽力いただきまして、その上で促進に努めてまいったところでございます。 19: ◯岡部恒司委員  定年を上げるとどういった影響が出るのかと。例えば充足率にどの程度この効果があらわれるのかということをお伺いしたかったんですが。 20: ◯消防局総務課長  今回提案いたしました定年制の見直しでございますが、基本は地域防災力の向上、充実させると。そのためには消防団員はなくてはならないと。地域の中核的存在であるということから、今回の提案で、階級に応じますが、現行の60歳から65歳、あるいは分団長、副分団長につきましては65歳から67歳へという見直しを図っているところです。これを受けまして、この改正が通りました暁には、5年後あたりで約200名程度の充足につながると思っております。 21: ◯岡部恒司委員  定年制引き上げというのは苦肉の策、最後の手段かなと思うんですね。今までいろいろ提案をやってこられたと思うんですけれども、改めて今までどういった消防団の充足率アップのための対策、今までどういったことをやってきたのかなと考えますと、意外とパッと思い浮かばないんですね。ということで改めて伺いますけれども、今までどういった対策をとってこられたのか伺います。 22: ◯消防局総務課長  この点、先ほどちょっと申し上げましたが、特にやはり地域の皆様にわかっていただきたいということからすると、粘り強く機会をとらえましてやはり促進につなげるということが一番重要じゃないかということで消防職団員、また地元町内会も含めてタイアップし促進につなげてまいったところです。 23: ◯岡部恒司委員  そうやってきたんだけれども充足率が上がらなかったと。しかたないから定年制を上げたと。私はそうだと思うんですね。この間の新聞で、20日の新聞だったでしょうか、消防団の充足率のためのそれらの経費も出ておりました。何回も御説明いただいておりますが、充足率、政令市の中で比較をしますと91.4ですか、最低の方なわけです。いろいろやってきたけれどもだめだったと、そうだと思うんですね。そのためこの間の特別委員会でも申し上げましたけれども、何で充足率が上がらなかったのかと。それぞれ地域によっても差があるし分団によっても差があるし、一つ一つそういった検証を今までしてこなかったんじゃないのかなと、できなかったんじゃないのかなと。だからいろいろやっても空振りしていたんじゃないのかなと思うんです。この間もお伺いしましたけれども、そういった一つ一つ地域地域ごとの検証というのを何でやらなかったと。検証というのを今までしてこられたのか、再度伺います。 24: ◯消防局総務課長  ただいまの件でございますが、充足率でございますが、若干ではありますが上昇しているところです。定員、消防団員2,430名ですが、去年4月1日現在で2,198名、90.5%の充足率。それに対しましてことしの4月1日現在では2,221名ということで91.4%、0.9ポイントほど上がっている状況でございます。  なお、議員からも御指摘があったように、どういった面でやはりアピール不足なのかとか、そういったことも含めて今後ともその辺を加味してまいりたいと思います。 25: ◯岡部恒司委員  この間の特別委員会でも提案させていただきまして、若干動きがあったようでございますが、一番地域のことをわかっているのは、各区の署長さん、もしくは分団担当の方々もおられますが、一番地域のことを把握しているのはやはり各地域地域の出張所の所長さんであると思います。それぞれ町内会の会合にも呼ばれ、いろんな卒業式、入学式にも呼ばれ、地域の会合にたくさん出ています。接する機会が多いわけですから、所長さんというのを私は重要なセクションだなと思って提案させていただきましたが、若干、若い、今後優秀だと、幹部候補生と言われる方々、少し出張所に異動あったというようなお話も伺っておりますが、そこら辺をお伺いいたします。 26: ◯消防局総務課長  ただいまの件、やはり出張所長となりますと地域住民とのいわゆる窓口でもあると思うんですね。そういった上での責任者ということにもなります。そういったことから、出張所と消防団との関係につきまして地域における防災能力の向上のためにも消防職団員等が連携して事業を推進していかなければならないと。これは必要不可欠であるという認識のもとに、その意味で能力主義、適材適所、そして人材育成を基本としながら今回人事異動を行ったわけでございます。なおかつ、指導力や折衝能力を兼ね備えたと、実行力のある若い職員を今回登用しているところでございます。 27: ◯岡部恒司委員  これからもぜひそういったこと、方向性を考えていただいて、ぜひ進めていただきたいと思いますし、やはり私ども、役所に、またそれから、特に消防局に古いねと、今の時代にそぐわないんじゃないのというようなことも多々申し上げてきた。役所に関連しているいわば重要な立場のボランティアの立場である分団も、もしかすると一番古い感覚をずっと持っているのかもしれない。どうしたらいいのかというのを悩んでいる分団もあるかもしれない。そういった相談をやはり気軽にできるのは所長であると思いますし、これも地域性いろいろあると思うので重要だと思いますので、これもぜひお進めをいただきたいと、出張所の所長のセクションを重んじてぜひお考えをこれからもいただきたいと思うんです。  それで、この各分団、地域の徹底検証、なぜこの分団はなかなか充足率が上がらないのかとかという、そういった徹底検証をぜひこれからも進めて、それをもとにいろいろ対策をしていくべきだと思いますので、よろしくお願いして終わります。 28: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第92号議案仙台非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第93号議案仙台消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。 31: ◯ふるくぼ和子委員  今回の内容は、政令の改正を受けての条例提案ということですけれども、この政令の改正の理由とその内容についてまず概略をお示しをいただければと思います。 32: ◯消防局総務課長  まず改正の理由でございますが、この件につきましては厚生労働省におきまして近年の医学技術の進展等に伴う所要の検討の結果、労働基準法施行規則等の一部を改正する省令が平成16年7月1日に施行されまして、既にこのことも受けまして地方公務員災害補償法についても同様に改正されております。このたび非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が平成17年3月18日に公布、施行されましたことから、本市非常勤消防団員等に係る障害補償の基準をその政令基準と同等にするため条例の改正をいたすものでございます。  次に、改正の内容でございますが、この件につきましては手の示指、いわゆる人指し指でございますが、を失った者や小指を失った者など、手指の障害の等級を改定するものと、それから、目の障害で複視、いわゆる二重に見えるとか、そういった複視を残す者の等級を新たに定めるものとした、いわゆる障害補償等に係る障害の等級を改定するものでございます。 33: ◯ふるくぼ和子委員  御説明あったように、労災保険の障害等級に合わせることと、あと障害認定の基準、考え方が変わってきているということで、今回、目の方は新しくつけ加えて、さらに手指の障害等級に変更がされるということです。等級が手指の方で変わった場合には、支給される補償額も当然変更になるかというふうに思います。そこで伺いますが、勤続年数や役職によっても違いはあると思うんですけれども、大体どれぐらい支給額に変更が生じるのか、この点をお伺いいたします。 34: ◯消防局総務課長  ただいまの件につきましては、仙台市消防団員の現在の平均をとりまして年齢を43歳、それから勤務年数を12年、そして階級は班長、また家族構成ですが、扶養家族が4名ということで支給額を計算いたしますと、人指し指を失った場合、現行等級の第10級では333万8308円になります。これが改正後になりますと第11級になりまして、支給額が246万5042円となり、87万3266円の減額となります。また、小指を失った場合でございますが、この場合につきましては、現行等級の第13級から第12級に引き上げられまして、支給額につきましても111万6454円から172万4424円となりまして、60万7970円の増額となります。  しかしながら、本市ではこの基本となる補償基礎額かさ上げ制度を設けておりまして、そのため同条件の消防団員で、例えば年収が500万円程度といたした場合には、改正後であっても、政令基準と比較いたし、人指し指で96万5590円、小指で128万3450円と多く支給されることになっております。 35: ◯ふるくぼ和子委員  すみません、ちょっと確認をさせていただきます。今お話がありましたモデルケースでもお示しをいただいたわけですが、人指し指を失った場合のケースで、現行10級、改正後9級とおっしゃったように聞こえたんですが、その点ちょっと、11級ではないかと思います。そこの確認と、もう1点、小指を失った場合では現行13級、改正後12級とおっしゃいましたが、それぞれ14級、13級ではないかと思いますが、ちょっとそこの確認をさせていただきたいと思います。 36: ◯消防局総務課長  一手の示指、人指し指を失った場合、現行では第10級でございます。これが改正後には第11級へと。あるいは一手の小指ですが、これを失った場合、現行では第13級、これが改定後は第12級になります。 37: ◯ふるくぼ和子委員  わかりました。ありがとうございます。  そのモデルケースでお示しをいただきました。私もどれぐらいの変更になるのか調べましたら、人指し指を失った場合、これまでと比べて112万円から40万円ぐらい減額になるというふうになっておりまして、これはすごい減り方だなというふうに思います。仙台市では、今モデルケースの中でも後半の方にお話しいただきましたが、独自に補償基礎額に1万4200円という上限を設けながらもですけれども上乗せをするという、こういう制度を独自につくっていて、条例の改正も行っていらっしゃいます。そういう意味では消防団員に厚い対応を行っているものだと思って、高い評価をしたいなと思います。しかし、こうしたことと照らし合わせてみてみると、今回の改正は逆行しているというふうに言わざるを得ません。消防団員の人員の確保が今全市で叫ばれておりまして、議会でもこれまでも何人もの議員が消防団員の確保について求めてきた、こういう経過もあると思います。こうした議会の議論をどのように受けとめて今回減額をされる内容を含めた提案をしていらっしゃるのかお伺いをいたします。 38: ◯消防局長  今回の改正は、先ほど申し上げましたように、政令、その大もととなる法律によりまして政令の改正に準じて条例を改正するという規定に従いまして今回の措置をしたものでございます。ただ、一方で消防団員の充実といいますか、活動内容等がより一層深まりますように、これまでもいろいろと充実、強化には努めてまいったところでございますが、なお働きやすい環境づくりというものも念頭に置きまして取り組んでいきたいと思っております。 39: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第94号議案仙台火災予防条例の一部を改正する条例について、質疑を願います。 41: ◯ふるくぼ和子委員  第94号議案についてもお伺いをしてまいります。  今回の条例改正で住宅への火災報知機の設置が義務づけをされることになるわけですけれども、一住宅当たり火災報知機設置機数、これはどれぐらいになるのかお伺いをまずいたしたいと思います。 42: ◯予防課長  住宅用火災警報機の設置場所でございますが、寝室、台所、寝室に至る階段などでございまして、住宅の部屋数、階数等により異なりますが、一般的な設置機数は2個から5個程度と考えられるところでございます。 43: ◯ふるくぼ和子委員  設置をされます火災報知機は、条例でも規定をしていますように、基準を満たしているものでなければならないと思いますけれども、そうしたこの火災報知機1個当たりの価格というのはどの程度なのか、おわかりであればお示しいただきたいと思います。 44: ◯予防課長  現状におきましては、国産製品につきましては3,000円から1万円程度、海外製品につきましては1,000円台から数千円といった価格帯であると認識しております。なお、総務省消防庁から各メーカーに対しまして価格低減が要請されているところでございますので、今後普及に伴ってさらなる低価格化が図られる見込みでございます。 45: ◯ふるくぼ和子委員  戸建ての自宅の場合は、自分で購入をして設置をするというふうになると思います。余りそれは難しい話じゃないなと思うんですけれども、市営住宅などの公設住宅であるとかあるいはアパートなど民間の賃貸住宅、こういったところではだれが設置をするということになるのでしょうか、お伺いいたします。 46: ◯予防課長  火災警報機設置義務者は消防法におきまして住宅の所有者、管理者または占有者のいずれかとされてございます。御指摘の点を踏まえまして具体化が必要であると認識しているところでございまして、今後関係部局と連携を図りながら設置に向けた具体的な関係者への働きかけを進めてまいりたいと考えております。 47: ◯ふるくぼ和子委員  ぜひ市営住宅などの公設住宅については仙台市が、あるいは県営住宅についても県でというようなことで、公設住宅についてはそこの自治体の責任ということで設置をすることを求めておきたいと思います。  2個から5個程度ということで、安くて輸入品で1,000円のものでうまく手に入ればそんな負担ではないのかと思いますけれども、やはり生活保護世帯であるとか低所得者世帯の皆さんなど、設置の費用について重くのしかかってくるという、こういう生活実感を持ってらっしゃる市民の方もいるのではないのかと大変心配をしております。設置を促進する、こういうことが今大事だと思いますので、そのためにはその費用の補助制度なども必要になってくるのではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか、お伺いいたします。 48: ◯予防課長  火災警報機の設置は自己負担が原則となりますが、ひとり暮らし高齢者世帯など災害弱者世帯につきましては、健康福祉局所管緊急通報システムの一環といたしまして感知器2個を上限として助成対象となっているところでございます。 49: ◯ふるくぼ和子委員  高齢者の世帯などにはあるということですが、この点についても引き続き補助制度の創設の検討を始められますように要望しておきたいと思います。  最後ですけれども、火災報知機、つけ方、場所について実際に正しく設置をされているか、その基準がきちんと守られているかなど、消防職員の方が点検やチェックをしたり維持管理を行うとか、新しい仕事がこの改正に伴って出てくるのではないかと思われます。こうした新しい事業に対しては、その事業を円滑に遂行するためにもその裏づけとなる財政措置や職員の増員、これはどうしても私は必要になってくると思いますが、いかがでしょうか。財政措置消防職員の増員を要望して、その御所見をお伺いいたします。 50: ◯消防局長  新規の事業でございますので、事業、施策展開の上で必要となる業務量あるいは職員の負担等が出てくると思います。そういう意味で事業を実施しながらの状況を見きわめまして、必要な措置などについて関係機関や団体とも連携を深めながら取り組んでまいりたいと考えております。 51: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第97号議案財産の取得に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 53: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第99号議案町の区域をあらたに画する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第100号議案町の区域の変更に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第102号議案特定事業契約の締結に関する件について、質疑を願います。 56: ◯ふるくぼ和子委員  本議案は新天文台PFI事業の契約案件ですけれども、まずその審査基準についてお伺いをしたいと思います。PFI事業選定事業ですね。要求水準を超えているということは、その提案の内容が大前提だと思いますけれども、要求水準を超える提案があった場合にはその中身に対する吟味が必要だと思います。施設の追加的な設備をするという場合については、やはり必要な施設であれば市が最初からその要求水準の中に盛り込んでおくべきですし、必要でない施設であればそれはむだ、あるいは過大な投資になるという、こういう危険性がつきまとうものだというふうに思います。複数の事業計画の選考をする際には、こうした点の差異、差ですね、で決まるようなことがあったとすると逆に疑問を持つものですけれども、この点いかがでしょうか、まずお伺いをしたいと思います。 57: ◯生涯学習課長  PFIにおきましては性能発注方式を採用しておりまして、民間事業者のアイデア、それからノウハウを活用することによりましてコスト削減とともによりよい施設整備や事業運営を図っていくものと考えております。したがいまして、今回の事業者選定につきましてコストと一緒に提案内容について評価を行いまして、それらをあわせた評価の点数が高い方の応募者を落札者としています。予定価格を設定した上でコストの評価も行っておりますので、過剰な投資にはならないというふうに考えております。 58: ◯ふるくぼ和子委員  この点は選定委員会の中でも議論になっておりまして、望遠鏡の口径についてですけれども、大きくなれば当然その整備費や維持管理費もかかるけれども、その点がクリアをされている提案であれば評価をして加点対象にしようという考え方がある委員からも示されているようにお見受けをしております。私はこれ自体妥当なことだというふうにとらえております。  それでは、市当局の審査基準、価格3割、内容7割というようなことでその審査基準を設けていらっしゃいましたが、これはどういう考え方でまず作成をされたのか御説明をいただきたいと思います。 59: ◯生涯学習課長  天文台事業は専門多岐にわたる運営業務を30年という長期間にわたって事業者が行うことになりますので、事業者選定に当たりましては、コスト面もございますけれども、提供されるサービスの質の高さをより重視していくという考え方で価格の評価を3割、提案の評価を7割にしたところでございます。 60: ◯ふるくぼ和子委員  確認をいたしますが、内容重視というのは大変いい内容だと私も同意をするところなんですが、7対3、つまり8対2でもない、6対4でもない、7対3。それについてはいかがなものでしょうか。 61: ◯生涯学習課長  価格の差だけではなく提案の内容でもその価格の差を超えて評価ができるという線、その中で一番内容の方を評価できるということで7対3としております。 62: ◯ふるくぼ和子委員  なかなかよくわからないんですけれども、それでは次に移りますけれども、次は加点項目審査に関する問題意識についてお伺いをします。今回の天文台事業の場合、加点項目はどのように設定をされたのか、そしてその根拠はどういうものなのかを御説明をいただけばと思います。 63: ◯生涯学習課長  加点項目審査の評価項目、それから配点につきましては、選定委員会の委員の協議で決めてございます。ただし、協議の最初の段階では事務局が委員会案のたたき台としてお示しをしております。しかし、それをもとに、今回は4回の委員会にわたりましてさまざまな意見交換を経た上で最終的な評価基準、配点を決めたものでございます。 64: ◯ふるくぼ和子委員  なかなか明確な根拠というのは、お答えからはわからないんですけれども、運営業務の問題に移っていきますが、そこにかかわる職員の資質と資格の問題、これは天文台という施設の性格から見ても大変重要な要素だと思っております。提案者もそれぞれ苦心をされたように見受けられますけれども、まず二つの提案がありましたが、この部分での概略を説明をいただければと思います。 65: ◯生涯学習課長  二つの事業者提案で共通しているところでございましたけれども、市が要求水準で求めました運営理念、それから職員像の考え方に沿った配置の考え方が示されておりました。各職員が天文台の複数の業務に携わることで新しい天文台の業務内容を相互に関連させて事業を発展させていくと、そういったことが実施できる人員を採用、配置しまして、さらに、運営の途中で職員が資質向上の努力を行うための研修体制、こういったものも整備する内容となっておりました。 66: ◯ふるくぼ和子委員  私はかねてから専門家、具体的に言うと博士号を持つ方を3名は配置すべきだというふうに提案をしてまいりましたけれども、その点はどうなったのでしょうか、伺います。 67: ◯生涯学習課長  事業者の提案の中では、博士号を持つ職員を採用するという内容ではございませんでした。 68: ◯ふるくぼ和子委員  最後に、VFMの評価についても確認をしておきたい点がありますのでお伺いいたしますが、従来事業方式をとらずにPFIを採用するということですけれども、PFIを採用しますと市の新たなコスト負担、これが強いられるようになると思っております。これがVFM評価に反映をしていない例があるとこの間いろんなところでも批判が出るようになっております。そこで伺いますが、金融コストには、先ほども市民局の方にお伺いしましたが、アップフロント手数料ですとかコミットメント手数料弁護士費用などもあるというふうに言われておりますが、これらが計上されているのかどうか、また、選定委員会の運営経費やPFI事業を行うことによって発生する行政コスト、これらが計上されているのか、確認も含めてお伺いをしたいと思います。 69: ◯生涯学習課長  事業者選定委員会の費用ですとか職員のコストは含んでございません。それから、特定事業選定の段階で項目としての金融手数料というのは含まれてはおりませんが、金利の上乗せを、それらも含めて設定しているということでカバーできるというふうに考えおります。 70: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。 71: ◯大槻正俊委員  この件で特に質問しようと思っていなかったんですけれども、今やりとりを聞いていまして、一つだけちょっとお話をさせてもらいますが、この天文台の権威を高めていく、そして本当に全国的に誇れる天文台にしていくということは、かつて前に提言もさせていただきました。そういう点から、専門性をきちんと確保していく、専門的な職員もきちんと配置する。この課題についてだけはしっかり取り組んでほしいと思いますので、この点だけお聞きしておきます。 72: ◯教育長  新天文台でございますけれども、生涯学習施設といたしまして幼児から大人までの幅広い天文学習に資する施設として運営していきたいというのは、私どもかねてより表明申し上げていたところでございます。その中におきまして専門性の確保というのも重要な課題でございますので、ただいま生涯学習課長が御答弁申し上げました中にもありましたように、随時新しい天文の知識を吸収できるような研修体制等も組み込みまして十分な専門性と、また普及活動への能力の付与というようなことに配慮して運営してまいりたいと存じます。 73: ◯委員長  ほかに質疑はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74: ◯委員長  終了いたしました。  次に、第105号議案工事請負契約の締結に関する件について、質疑を願います。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 75: ◯委員長  終了いたしました。  以上で全議案に対する質疑を終了いたしました。            《付託議案の決定の審査について》 76: ◯委員長  それでは、これより付託議案の決定を行います。決定の審査は、審査順序表により、順次、討論、採決を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 77: ◯委員長  御異議なしと認め、ただいまお諮りした方法により審査を行います。
     なお、要望事項等につきましては、付託議案の決定がすべて終了したあとに一括して確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。その際、委員長報告に織り込むものにつきましては、その旨をはっきりと簡明に発言願います。その旨の発言がなければこの場限りの要望として取り扱うことになりますので、この点御了承願います。  それでは、第81号議案平成17年度仙台市一般会計補正予算(第1号)第2条債務負担行為の補正中(仮称)宮城野区文化センター等PFI特定事業について討論はありませんか。 78: ◯ふるくぼ和子委員  自治体がその役割を果たすためには、民間事業者と協力、協働するということは当然で、PFIが合理的な手法かどうかを探求するということを否定するものではありませんが、一括発注することで負担額の削減をするということでは、市がこれまで取り組んできた地元優先や地域経済の発展という点で疑問が残らざるを得ません。また、選定委員会の費用や行政コストを計算に入れていないことにも疑問があります。PFIを現時点で選ぶことについて納得ができませんので同意できません。 79: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決いたします。  第81号議案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔「賛成者起立」〕 80: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第91号議案仙台消防団員に関する条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 81: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第91号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第92号議案仙台非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 83: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。  第92号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第93号議案仙台消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。 85: ◯ふるくぼ和子委員  消防団員の年齢の引き上げも行って団員を確保するという提案をして大地震に備えて全市で消防団活動を支援しようとしているときに、安心して活動に当たってもらうための公務災害補償について、その補償額を下げる提案は逆行しています。補償額が上がるものについては賛成いたしますが、補償額が下がる等級の変更には同意できません。 86: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決いたします。  第93号議案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔「賛成者起立」〕 87: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第94号議案仙台火災予防条例の一部を改正する条例について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。  第94号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第97号議案財産の取得に関する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。  第97号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 91: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第99号議案町の区域をあらたに画する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 92: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。  第99号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第100号議案町の区域の変更に関する件について討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94: ◯委員長  討論なしと認めます。採決いたします。  第100号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第102号議案特定事業契約の締結に関する件について、討論はありませんか。 96: ◯ふるくぼ和子委員  PFIでは今、市役所を挙げて、松森の問題から生きた教訓を汲み取るべきです。職員の配置も市から求めることができず、コストの削減についても不確かなまま。リスクだけが明確で後年度負担が増える可能性も大きい民間事業者に利益保障することだけが求められるPFI事業は、行政のあり方も変質させるものです。同意できませんので本議案に反対です。 97: ◯委員長  異議がありますので、起立により採決いたします。  第102号議案は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 98: ◯委員長  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  次に、第105号議案工事請負契約の締結に関する件について、討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 99: ◯委員長  討論なしと認めます。  採決いたします。第105号議案は、原案のとおり決定することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100: ◯委員長  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。  以上で、全議案に対する決定を終了いたしました。この際、議案に対する要望事項等がございましたら、お願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101: ◯委員長  なければ、これをもって、付託議案審査を終了いたします。               《所管事務について》 102: ◯委員長  当局から組織及び事務分掌等の説明を行いたいとの申し出がありますので、あわせて説明をいただきます。  それでは市民局より説明願います。 103: ◯市民局長  所管事務報告に先立ちまして、市民局、消防局及び教育局それぞれの組織、事務分掌、事業概要につきまして御報告を申し上げます。  市民局、消防局及び教育局所管の事務につきましては、組織、事務分掌及び事業概要を取りまとめました資料を御手元の方にお配りをいたしておりますので、後ほど御高覧を賜ればと存じます。また、区役所の組織及び事務分掌につきましても、あわせてお配りをさせていただいておりますので、御高覧を賜わりたいと存じます。  続きまして、所管事務報告についてでございます。市民局からは2点御報告をさせていただきます。  1点目は、この7月10日の日曜日に開催をいたします第15回仙台国際ハーフマラソン大会についてでございます。また、2点目は同じく7月の13日から18日まで開催をいたします2005ワールドグランプリ女子バレーボール決勝ラウンド仙台大会についてでございます。詳細につきましては、スポーツ交流課長から御報告を申し上げます。 104: ◯スポーツ交流課長  私から、来月7月10日の日曜日に開催いたします第15回仙台国際ハーフマラソン大会についてお知らせをいたします。資料1をごらんください。  まず、ハーフマラソンの部でございますが、今大会から日本陸上競技連盟の御後援を受け、仙台国際ハーフマラソンとして実施することとなりました。あわせて、10月にカナダのエドモントンで開催されます世界ハーフマラソン大会、また11月にフィリピンのマニラで開催される東アジア陸上競技会の日本代表選手選考会をも兼ねることになり、名実ともにグレードアップした大会となります。コースは例年どおり、宮城陸上競技場から市役所前の市民広場までの21.0975キロの公認コースで行います。参加者は前回優勝のケニアのテグラ・ロルーペ選手、同じく2003年にも招待をいたしましたケニアのマーガレット・オカヨ選手、また実業団や大学などの招待選手80名と一般参加者を含む809名で過去最多の参加数となってございます。  次に、車いすの部でございます。車いすの部は一昨年から正式の競技会として実施しており、今回は距離を延長して太白区役所東側交差点付近からスタートとする13キロで行います。出場選手につきましては、今回から初めて日本のトップランナーである招待選手2名を含む28名で実施をいたします。  委員の皆様方には既に開・閉会式の御案内をさせていただいておりますが、御臨席を賜り、選手への激励などをお願いできればというふうに思っております。  次に、資料2をごらんいただきたいと思います。2005ワールドグランプリ女子バレーボール決勝ラウンド仙台大会について御報告を申し上げます。  今月24日から、日本、イタリア、中国で予選ラウンドが始まり、日本を含む出場国6カ国が決定いたします。その決勝ラウンドが、来月7月13日から18日まで仙台市体育館におきまして、大会実行委員会、日本バレーボール協会、フジテレビジョン、本市の共同主催により開催されます。この大会は、国際バレーボール連盟が世界のトップチームを集めて開催する世界ナンバーワンの決勝リーグでございます。全日本女子バレーボールは、2008年北京オリンピックのメダル獲得への第一歩として挑み、見ごたえのある試合が展開されると思います。映像は国内はもとより世界にも発信され、本市のシティセールスにつながるものと思っております。  委員の皆様方には御案内をさせていただいているところでございますが、この機会にぜひ御観戦いただきますようお願いを申し上げます。 105: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等はございませんか。 106: ◯西澤啓文委員  ただいま、武田課長の方からハーフマラソンとそれからバレーボール大会の件についての御報告がございましたけれども、ハーフマラソンの方もこれまでの長年の積み重ねが僕は評価されたんだと思いますし、世界的に基準となる大会にグレードアップしたということは非常にうれしいことですし、そのことによって今まで以上に、昨年までも伺っている中で、おいでいただきたい選手の方にもなかなか時期的な問題等があり、おいでいただけなかったものが、この大会を目指して皆さんに参加していただけるようなものに位置づけになっていくと思いますし、非常にうれしいことだなと思っております。  同時に、このバレーボール大会においても、最高のものを仙台で見ることができる、本当にすばらしいなと思いますし、こういったものが受け入れられるようなまちにこの本市がなってきたということを誇りに思いますし、ぜひ関係各位の皆様には大会の成功に向けてしっかりとお取り組みをお願いしたいと思っておりますが、このハーフマラソンと関連いたしまして、私から二、三お尋ねをしたいと思っております。  先月の5月の末に、第23回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会というものが今度仙台で開催されるということが発表になりましたけれども、この仙台開催に至った経緯についてお知らせをいただきたいと思います。 107: ◯スポーツ交流課長  この大会は、第1回が1983年に大学女子駅伝として昨年までの22回を大阪市で開催いたしておりました。昨年秋ごろに、日本学生陸上競技連合と宮城県陸上競技協会から本市での開催について打診がございました。駅伝競走を初め、長距離ロードレースは関西地区を中心として西日本での開催が多いことなどを見直した結果、東北地区での競技力の向上と各都市での開催実績、または都市規模を検討した結果、本市のハーフマラソン大会やユース世代の実力の高さなどから、開催受け入れについて強い要望が出されてございました。本市といたしましては、学都仙台にふさわしい大会であると考え、積極的に受け入れについて検討するとともに、関係機関と協議を重ね、東北地区において初めてとなる全国規模の大学選手権として開催することを先月5月26日に主催者として発表をいたしております。 108: ◯西澤啓文委員  大変すばらしいことだと思っておりますし、またハーフマラソンの経験とかをきっと生かせるんだろうなと思いますけれども、それで実際に具体的な内容というのはどの辺まで今決まっているのか教えていただきたいと思います。 109: ◯スポーツ交流課長  具体的な内容でございますが、2004年の22回まで大阪市の御堂筋を舞台に開催されておりましたが、今回は仙台ということになります。委員からお話ございましたように、大会名は第23回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会、主催は日本学生陸上競技連合、仙台市、読売新聞社、三者でございます。大会の期日でございますが、今年11月27日日曜日、スタートは正午ごろを予定してございます。コースでございますが、6区間、約39キロ、宮城野原陸上競技場をスタートし、市内中心部をリレーいたしまして、市役所市民広場前をゴールといたします。出場校でございますが、シード校6校、全国から予選を勝ち抜いた19校、あわせて25校の出場となります。 110: ◯西澤啓文委員  今ちょっとコース39キロ等とかお話いただいたんですが、多分仙台市も関係しているということで仙台市内で予定されると思うんですけれども、以前からさまざまなお祭りやなんかでもそうなんですが、本会議でも質問が出ていましたけれども、やはり公道を利用する場合の県警交通課との協議というものが非常に重要な要素を占めているわけなんですが、この辺についてはこれだけの大会ですので、自分としてはぜひ仙台で前向きに御一緒に取り組んでいただきたいなという気持ちでいっぱいなんですが、その辺については現在どのようになっておられますでしょうか。 111: ◯スポーツ交流課長  コース、宮城県警との調整ということでございますけれども、主に仙台国際ハーフマラソン大会の公認コースを利用いたしまして、1区は宮城野原の陸上競技場をスタートいたしまして卸町までの6キロ、2区は戻ってまいりまして宮城陸上競技場東側までの4キロ、3区はJR長町駅を通りまして太白区役所までの6キロ、4区は東二番丁通を通りまして北郵便局向かい側までの約10キロ、5区は泉区役所までの5キロ、ゴールは折り返しということで市民広場前までで8.5キロでございます。  なお、宮城県警との調整でございますが、コースづくりの素案の段階から協議を重ねておりまして、間もなく御承認をいただけるというふうに思っております。 112: ◯西澤啓文委員  県警との協議の件、前向きに進んでいただければありがたいことでございます。ぜひ進めていただきたいと思います。県警だけに限らず、またこれだけの大会を誘致すると、この大会の運営ということがあるわけですけれども、どんな形で御運営を考えておられるのか、またあわせて、多分県警との協議だけではなくてほかにも多々幾つかの問題点、初めてのところも使われるわけですし、その辺についてどんな御調整というか、例えば泉で以前、いろんな市民マラソンなんかありますと、地域での日曜日での交通渋滞や、あるいはうるさいというような騒音の問題とかいろんなことがあったりしたわけですが、そんなことも想定して御調整していかなければならないこともあるとは思うんですが、その辺について現在どのようにお考えになっておられ、対応しておられるのか教えていただきたいと思います。 113: ◯スポーツ交流課長  運営方法についてでございますけれども、市内中心部を走る約 39キロのコースとなりますことから、沿道整理につきましては、仙台国際ハーフマラソン大会の御協力をいただいている市民の皆様方と、泉区におきましては初めての大会となりますので、関係団体等に改めてお願いを申し上げることとしております。  なお、そのほか学生の大会ということもございまして、東北地区の大学にも協力を要請することといたしております。  また、来月には実行委員会組織を立ち上げまして、お正月恒例の箱根駅伝に負けないような大会となるような準備を進めてまいりたいというふうに思っております。 114: ◯西澤啓文委員  箱根駅伝にも負けない大会というお話でございまして、ぜひ東北の大きなイベントの一つとして取り上げていただきたいと思いますし、多分これは仙台で今年受けた場合に23回ですか、ですから24、25回、30回と仙台で連続して開催していくということを当然念頭においての初めての今回の仙台の大会開催だと思うんですが、先ほど課長がバレーボールのワールドグランプリのことをお話しになったんですが、世界中に放映されるのでシティセールスにつながるというお話がありました。非常にこれは大変にいいことだと思いますし、できれば放映の中で仙台のまち、甲子園なんかでもよくありますけれども、まち紹介みたいなコーナーがあったらもっといいのかなと思いますし、そんなところ、ぜひそこで放映できるようなものを考えていただきたいと思います。  同時に、こちらのハーフマラソンに続いての駅伝なんかは、駅伝という言葉がそのまま外国に伝わっていくという、それだけ有名になっている言葉になってきておりますし、女子駅伝も僕らもテレビでよく見ていますけれども、非常に盛り上がる大会であるということも知っております。そういった中で毎年行われるということですから、毎年シティセールスのチャンスがあるというふうなとらえ方をぜひ市民局だけではなくて庁内的なものも含め、また民間の各団体の方々とも、今度はその実行委員会とは別な部分で、例えば沿道の使い方とかいろんなことがあると思うんです。例えばよく映っていても、何々競技場です、何々文化財ですと映したりするわけですけれども、そんなときにいろいろなもので経済局とも連携をしながらというようなことで、場合によっては日本語の表示だけでなくて外国語の表示もそこにあったりとか、そういうところまで外国にまでPRができるような、手が届くようなPRができる、そういった対応もぜひ──ことしは11月というお話ですので今からといってもなかなかできるところは範囲があると思いますけれども、来年度以降に向けてはそういったことも視野に入れた形で取り組んでいただきたいと思いますが、これはもしお答えいただけるようであればお答えいただきたいと思いますが、私はぜひそのようにお願いしたいと思っております。 115: ◯市民局長  このスポーツというのは仙台市のまちづくりと、それから仙台市のシティセールスに非常に大きな役割を果たすというふうに考えております。特に、若い学生の方がこのまちを、しかも市内だけをかなり広範囲に走っていただけるということ、そういうことも私ども十分考えてございまして、今後とも本市のみならず各関係団体等とも十分協議を進めながら、仙台が世界に情報発信できるような、そのような取り組みにしてまいりたいというふうに考えております。 116: ◯委員長  ほかに質問等はございませんか。 117: ◯鎌田城行委員  ただいま御報告いただきましたワールドグランプリのバレーボールの大会に関連しまして、市民への広報告知について確認させていただきたいと思います。  伺いましたところ、このチラシ、非常に市民の目にとまるようなもので、有効に活用されることを願いたいところだったんですが、実際にはこの紙によるチラシはなかなか少ないと、そのかわり電波で広く広報宣伝がされるということを伺いました。スポーツに関しては目にとまった分だけ広く伝わるとは思うんですが、その反面、文化事業、芸術事業についてはなかなか市民に対する周知・告知がいま一歩思うようにはかどっていないという現実があるかと思います。そういう中にあって、仙台フィルなんかの宣伝については最近では地下鉄のポスターなど、また仙台文学館の方でも前に議会で指摘されておりましたが、なかなか集客がないという中にあって、最近ではポストカード型の御案内を喫茶店なんかに配置しているということを伺いました。こういった御努力もぜひとも見習わせていただきたいと思いますし、さらに言えば、ほかの自治体の方に伺いますと、今回のスポーツのチラシのようなものを、美術展ですとか、さまざまなイベントが、ビジネスホテルに宿泊した際にはフロントの付近に目にとまるような形で配置されている。そうしますと、ふっと足をとめて実際の用事が済んだ後に、少しの余暇を活用して、足を伸ばして行ってみようという気にもなってくるのが実情としてありますが、なかなか仙台市の中ではホテルにこういうチラシが配置されているという姿を見かけることが少ないのが現実であります。民間のイベントについてはあるんですけれども、公共のイベントについてはそういうことがなかなか得られてないという実情があるかと思いますので、その辺は今回のバレーボールのチラシもいただいたことを私自身は非常にうれしく思ったことをきっかけとしまして、ぜひともそういう点、文化とスポーツはセットで今仙台市としては取り組んでいただいておりますので、ぜひともその点検討をしていただきたいと思いますが、この件お聞かせいただきたいと思います。 118: ◯文化スポーツ部長  文化スポーツに関する告知についてのお尋ねでございます。
     まず、今回のバレーボールの決勝ラウンドについてでございますけれども、委員が御指摘のようにチラシは5万枚ということで、この規模の大会にしてはそんなには多くないということでございます。しかし、フジテレビ系のテレビ番組は相当に力を入れておりまして、1日7本以上のテレビスポットを流すなどいろいろなニュース等でも流させていただいておりますので、十分な告知は今後も行き届くのであろうというふうに思ってございます。  それから仙台フィル等についてでございますけれども、仙台フィルの告知ということにつきましては、定期公演につきましてチラシといたしましては1万5000枚から2万枚ということでございまして、それも特にコンサートに来られた方々の、言うなればコアな方々への告知が多いということでございまして、一般になかなか目に触れられないのではないかというお話でございます。これにつきましては、私どももこれから一層工夫をしなければいけないというふうに考えてございますけれども、ただ、いろいろな方法でホテル等にも「ARSEN(アルセン)・文化の扉」という情報誌、これは市民文化事業団で出している情報誌でございますけれども、これにつきましても市内14カ所のホテルにすべて通しておりますし、それからこれは経済局でございますけれども、仙台観光コンベンション協会のイベントカレンダーというものがございまして、市内の加盟のホテルすべてに対してイベントカレンダーということでホテルには情報を流させていただいております。お泊まりの方が、コンシェルジュといいますか、ホテルの案内を通してお尋ねいただければわかるような仕組みにはなってございますけれども、委員がおっしゃいますようないろいろなチラシというところまでは至っていないのが現状でございます。  文学館につきましても、市内ホテル、そして御指摘ありましたようにポストカード型のアドカードと申しておりますけれども、これは飲食店だとかあるいは喫茶店、それから美容室などにも置くということで、これまでそういったなじみのない方々への訴求ということで力を入れているところでございます。今後ともこれらについて、告知については十分配慮してまいりたいと思っております。 119: ◯鎌田城行委員  特に常連さんというか、かかわってきた方については一度かかわればそのすばらしさをよく知っていただいていてリピーターになっていただいているとは思うんですが、広く市民の中にも告知する、また観光等で訪れた仙台市に縁をした方に対しても気軽に接点を持つことによって、広く仙台の芸術に取り組む姿勢等を高めていくということが大事になってくると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 120: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 121: ◯委員長  なければ、次に消防局より報告を願います。 122: ◯消防局長  それでは、消防局から資料に基づきまして3点御報告を申し上げます。  資料番号は前後いたしますが、私の方からは資料5、新日本石油精製株式会社仙台製油所火災について御報告申し上げ、資料3の平成17年度仙台市総合防災訓練につきましては高橋危機管理監より、資料4の平成17年度版防災対策の概要につきましては佐竹防災安全部参事より後ほど御報告申し上げます。  それでは、資料5に基づきまして御報告をさせていただきます。  6月13日、新日本石油精製株式会社仙台製油所内において火災が発生いたしました。消防局への通報は、製油所からのホットラインにより行われ、覚知時間は7時2分となっております。消火活動につきましては、自衛消防組織により初期消火が行われており、9時50分に鎮火を確認しております。  火災原因については現在調査中でございますが、重油直接脱硫装置群のうち硫黄回収装置のバルブ付近から出火し、配管保温材を若干焼損しております。幸いにして人的被害はございません。  出場した車両、人員につきましては、資料の5に記載しているとおりでございます。  この火災を踏まえまして、同日10時55分に消防法第12条の3の規定に基づき、火災が発生した硫黄回収装置の使用停止命令を口頭により発令し、翌14日、文書により交付をいたしております。また、この製油所では昨年10月にも火災が発生し、本市といたしまして安全管理対策の徹底について要請を行っているところでございますが、再び火災が発生したことを重く受けとめまして、安全・安心に関する企業責任として、事故原因の徹底究明と抜本的な安全管理対策の構築に全力を挙げて取り組むように、市長より先方の社長に対しまして直接文書を交付し、会社としての対応を厳しく求めているところでございます。 123: ◯危機管理監  それでは総合防災訓練の結果について御報告いたします。お手元の資料3をごらんください。  災害対策本部設置運用訓練についてでございますけれども、6月10日と12日に応援協定締結団体等の協力を得ながら、本市職員を対象として実施したところでございます。  現地訓練でございますが、6月12日日曜日おおむね午前7時ごろから11時30分ごろまでの間、宮城野区を重点訓練地区といたしまして、キリンビールの仙台工場の東側空地をメーン会場といたしまして、各区・宮城地区の市内6会場におきまして実施をしてまいりました。これら訓練の実施に当たりまして、住民の方々、それから関係機関、事業所の皆さんなど327団体、延べ9,542人の参加をいただいております。また、車両につきましても412台、ヘリにつきましても2機、さらに救助犬などの参加もいただいたところでございます。  ことしは、「身の安全、確保したなら助け合い」というようなテーマでもちまして、被災者も身の安全が確保できましたならば救助者となっていただきまして、近隣世帯と協力し合いながら地域みんなで助け合える体制をこの訓練を通して構築することを目指しまして、各種訓練を進めたところでございます。今回は特に雨天時を想定した訓練メニューも計画したほか、津波情報伝達システムを活用しました津波避難訓練、それから災害用の伝言ダイヤル171による情報伝達訓練、それから自動体外式除細動器、AEDと言いますけども、それの取り扱い訓練、さらにはペットの同行避難訓練等を新たに取り入れ実施したところでございます。  今後におきましても、引き続き、自主防災組織等の訓練の促進を図るなど、地域防災力の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。  なお、当日は日曜日の開催でございましたけれども、委員の皆様を初め多くの方々に参加を賜りまして、まことにありがとうございました。 124: ◯防災安全部参事兼防災安全課長  それでは私の方から資料4、防災対策の概要につきまして御説明させていただきたいと存じます。  初めに訂正ございますので、訂正方お願いしたいと思います。  1ページ目の1の(2)のところ、説明の最初ですが、「新潟・福島豪雨、福井豪雨」となっておりますけれども、「福井豪雨」のところ、削除していただければと思います。それから98ページ、99ページになりますけれども、順番がちょっと入れかわっておりまして、99ページの方が先になりますので、98と99の入れかえです。それから、120ページになりますけれども、17年度の一般訓練地区となっております。若林区の会場でございますけれども、そこの会場の表現が「遠見塚小路小学校」となっておりまして、「小路」の部分、削除いただければと思います。訂正につきましておわび申し上げます。  それでは、説明に入らさせていただきます。  まず、1ページ目でございますけれども、昨年度発生いたしました新潟県中越地震等に対しましての本市の対応状況等及び1月に公表されました宮城県沖地震の発生確率の内容をまとめたところでございます。  それから、2ページ目からは、4月時点ではありますけれども、決算見込みでの平成16年度の実施しました主な防災関連事業、それから5ページ目からは平成17年度の予算ベースとなりますけれども主な防災関連事業概要でございます。今回5ページをごらんいただければと思いますけれども、平成17年度の予算ベースの内容について簡単に御説明させていただければと思います。  最初は、防災上重要な機能を有します都市基盤の整備についてでございますけれども、急傾斜地崩壊対策、都市公園整備、雨水管きょ整備など、合計といたしまして124億円余り計上しております。続きまして、消防活動の充実強化のための消防体制の整備でございますけれども、ここが2機目となります消防ヘリの整備、あるいは救急救命士の生涯教育の充実など17億9000万円ほど。続きまして、迅速な初動対応体制の確保でございますけれども、津波情報伝達システムの整備、それから総合防災情報システムの更新、また新たに気象情報や避難勧告等の災害情報を携帯電話等に電子メールを送信することによります災害情報提供システム整備事業などを入れまして15億6000万円ほど。  それから6ページになりますけれども、市有施設の耐震化でございます。昨年に引き続きまして、木造児童館、保育所等の耐震診断、あるいは泉区役所、宮城総合支所庁舎の耐震補強工事実施計画、新たに中央卸売市場耐震補強工事、また小学校・中学校・高等学校等の大規模改造等、24億4000万円ほど計上しております。  続きまして、民間建築物の耐震化促進でございますけれども、耐震診断士を派遣いたしまして簡易な耐震診断を行う戸建木造住宅耐震診断士派遣事業、あるいは昨年度より拡充いたしました精密診断及び耐震改修計画の作成を行います戸建木造住宅耐震改修計画支援、あるいは耐震改修設計及び工事の助成を行います戸建木造住宅耐震改修工事助成など2億3000万円ほど。また、防災意識の啓発でございますけれども、地震体験車「ぐらら」の運用等を加えまして、防災危機管理ホームページの作成、あるいは地震防災アドバイザー普及啓発の事業など2700万円ほど。  それから7ページになりますけれども、コミュニティ防災センターの整備、備蓄資機材整備でございますけれども、コミュニティ防災センターがいまだに整備されていない地区にコンテナを利用いたしました資機材倉庫の整備に平成17年度も5カ所予定しておりまして、そのほか4000万円ほど計上しております。  それから飛びますけれども、102ページをごらんいただきたいと存じます。102ページの方に最下段の方になりますけれども、そのページ、その他の分を含めまして、平成7年度からの推移でございます。平成17年度は総合計で234億7000万円ほどになっておりまして、決算ベースとなりますが、昨年度に比べますと約4%ほど9億2000万円ほど増額になっているところでございます。  戻りまして8ページからは、各局の17年度に予定しております防災関連予算、それから13ページ以降はそれまでやってまいりました資料編としまして各局の防災関連予算を掲載しております。後ほど御高覧いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 125: ◯委員長  ただいまの報告に対して質問等があればお願いをいたします。 126: ◯鎌田城行委員  まず、新日本石油精製株式会社仙台製油所火災について、幾つかお伺いしたいと思います。  防災訓練の翌日に発生したこの火災に対しまして、御報告いただきますところでは、119番通報ホットラインによっての通報が1本のみということでしたけれども、これについては消防の監視システム等による発見手だてということはなかったのか確認させていただきたいと思います。 127: ◯指令課長  119番の通報のみでございまして、消防の監視による発見ではございませんでした。 128: ◯鎌田城行委員  事前の確認ができていませんでしたけれども、この消防による監視ということは対応としてはあり得る話ですか。 129: ◯指令課長  24時間監視カメラが全市内を監視しているわけですけども、これは固定並びに動いて監視しておりますので、それによって火災を発見するというふうなことについては、期待はほとんど持てないところでございます。 130: ◯鎌田城行委員  今回の場合は、当事者からの通報があってそれに対応したということですので、今後の課題として少し検討が必要かなというふうに感じたところでしたので、御指摘させていただきました。  その上で、私自身も今回の火災に関して地域周辺を相当の台数の消防車が駆け抜けてまいりましたので、それに伴って災害案内ダイヤルに確認をしようと思いましてダイヤルを試みましたところ、通常であれば話し中のサインがプップップーと鳴るんですけれども、今回に限ってはNTTの音声メッセージによって「回線が込み合っておりますので、しばらくたってからおかけ直しください」というメッセージアナウンスでございました。これにつきましては、現時点で一度に災害案内ダイヤルを受けられる回線は20回線ということですけれども、これまでこういうことで支障はなかったのか、また市民からの苦情等はなかったのか、確認させていただきたいと思います。 131: ◯消防局管理課長  苦情があったということは直接私どもの方では聞いてはおりませんが、今回のように市内各所の消防署から第1回目で24台の消防車が出たというようなことでございまして、したがいまして市内各所から皆さんお電話されたんじゃないかということで、こういうことが起きたんだろうというふうに考えてございます。 132: ◯鎌田城行委員  これについては、実際にその当事者、火事に対する通報ではありませんから、何が起こったのかという確認をしたいということの通報なので、さほど取り上げるべきところではないのかもしれないんですけれども、今後の大災害等が起きた場合の市民の対応ということを考えたときには、果たして20本でよろしいのか、今後検討すべきことでもあるのではないかというふうに感じたところであります。これについては市民からのアクセスが集中した際の過密の状況等をNTTに統計などを確認して、今後の対応、本来20本のままでいいのか、それとも先ほどの災害情報のシステムに関する予算措置の中で、今後はiモード等を使って事前登録された方に対してメールを配信をすることによって、市民からの発信によって情報を察知するのではなくて、あらかじめ登録された方には常に情報提供するという流れにシフトしていくのかもしれませんが、それについても現状とプラスのシステムということで考えなければいけないと思いますので、その点はぜひとも検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 133: ◯消防局管理課長  今、委員の方からお話ありましたけれども、確かにiモードのシステムの開発を今行っているところでございます。そのほかに家庭のパソコンから市役所のホームページを通じてリアルタイムで情報を送る方向も検討しておりますので、それですと登録なしで見ることができます。それで、実際に回線数をふやすということも考慮には入れていく必要があるかとは思いますが、ホームページの場合はたくさん来ても一気に受けられますので、その方が非常に有効性が高いというふうに今のところ考えてございます。 134: ◯鎌田城行委員  IT化が進む状況ではありますが、有線電話、また携帯電話等によるところのアクセスの方がまだ日常生活の中では浸透されているところでありますので、両方あわせて検討を図っていただきたいと思います。  これに関連してお伺いしていきたいと思うんですが、システムについては多分iモード等の配信については配信の範囲ですとか、また登録の状況ですとか、今後の検討課題だと思いますので、それについてはまた状況が詳しくなった段階で教えていただきたいと思いますけれども、防災の観点から言って、市民の安心・安全確保の点から以前にも申し入れとかもさせていただいておりますが、公衆電話の設置の状況について、メッシュのある程度の範囲の中でできるだけ均等に、しっかりと公衆電話を確保していくべきではないのかということを以前にお話させていただいたことがありましたが、現実にはNTT側が経営の上から進めていく問題でありますので、それ以上のことはこちらから要望はできても、その後の行動についてはなかなか難しいところがあるということで、以前も本会議、また委員会等で御指摘がありましたが、最近では学校現場における公衆電話も経営の採算がとれないということで撤去されている状況が始まっております。これについて教育局の方に確認させていただきたいと思いますが、学校現場における緊急時の連絡などで使われてきた公衆電話の配置、撤収状況について、実際には学校現場の回線は2回線と、そして公衆電話については厳密には学校側が公衆電話をNTTに設置を要請してきた経緯ではなくて、PTAからの要請で設置をされてきたということで、撤去についてもPTA側と協議をして進めているという状況だということでありますが、現状はどのようになっているか確認させていただきたいと思います。 135: ◯学事課長  緑電話の撤去の状況ということでございますが、緑電話の撤去の対象校は78校ございまして、現在のところ48校が同意をいたしまして、そのうち36校は既に撤去されております。12校が撤去予定ということでございます。残り30校につきましては、現在NTTと交渉中というところでございます。 136: ◯鎌田城行委員  子供の緊急時の連絡については、公衆電話が撤去されたときには、学校の一般回線を使って非常時には親御さんに連絡をするとか、安否の確認をするとかということが通常の流れであるというお話でありました。それで、現状から撤去は今後もどうしても進まざるを得ないというふうに思うところでありますが、その際これまでの御答弁を伺っていくと、回線は2回線、それで公衆電話は撤去される。もともと公衆電話の回線というのは数に入れていないという実態がありますので、回線が減っているわけではないというふうに判断されるのかと思いますけれども、受けとめる学校の現場で教育を受ける子供たち、また学校の行事にかかわっているPTAの方々からすれば、公衆電話であろうと一般回線であろうと現状から電話が一つ減るということについての意識、思いというのは大変に大きなものがあると思うんです。そういう点では、今後公衆電話が撤去される際に、それにかわって一般回線をプラスする、しっかり引くことによってこれまでの状況を確保する、こういうことも必要かとは思うんです。その点については実際にPTA等が主体になってやるべきことなのかもしれませんが、一般回線としては緑の公衆電話がだめであった場合にピンク電話であるとか、それとも一般のコインを求めなくても通話がそのままダイレクトにできる黒電話的な普通の電話であろうとも、一般回線はしっかり増強すべきというふうに私自身は思うのですけれども、それに対するさきの本会議の御答弁では現状調査しながら進めていきたいというお話でありましたけれども、この調査の仕方等について何か具体案等があればお聞かせいただきたいと思います。 137: ◯学事課長  学校の回線の状況につきましては、委員御指摘のとおり2回線をただいま確保いたしております。この2回線で確保してありましても、時間帯によりましては、電話がかかりにくくなるような学校もあるということは伺っておりますので、使用状況などを調査しながら、その辺の回線の増設についても検討していくというふうに御答弁申し上げたところでございますが、その調査といたしましては、NTTの方で何かトラフィック調査というふうな調査があるということで、各時間帯ごとにどれくらい電話が込み合っているのか、学校に着信した電話がどれほど話し中であったのかといったようなことがわかるような調査があるということでしたので、現在それを試験的にといいますか、依頼をして行っているところでございまして、実際に全校でこれを調査するということになると大変なまた経費がかかりますので、それは難しいかと思いますが、その辺調査結果が出ました段階でその辺の状況等についてもよく検討いたしまして、判断してまいりたいというふうに考えております。 138: ◯鎌田城行委員  ぜひ的確な対応をしていただきたいと思うところであります。  それで、加えて私の方から提案なんですが、学校においてはIT化が非常に進んでおりまして、ブロードバンドなりインターネット等でこの電話回線2本とは別に回線がしかれていると思いますが、この回線を活用して一般で今普及が始まっておりますIP電話等を使うことによっての新たな電話回線の確保ということも考えられるのではないかと思うんですが、そのあたりについての御検討をしていただきたく要望いたします。これについて現時点の考え方等お聞かせいただければと思います。 139: ◯学事課長  IP電話の利用についてのお尋ねでございますが、IP電話につきましては同じIP電話の加入者同士の通話が無料であることですとか、あるいはその他の相手との通話に関しましても距離に関係のない一定の料金で通話することができるといったメリットがあるというふうに聞いておりますが、他方で110番ですとか、119番などの緊急連絡ができない場合があるとも聞いておりますので、そうした面からのメリット、デメリットなどを考慮いたしまして、回線増設の一手段としての可能性について今後検討してまいりたいというふうに考えております。 140: ◯鎌田城行委員  一番大事な緊急電話については不適、不向きだというお答えでしたけれども、お子さんが親御さんに「今から帰るよ」とか「ちょっと遅くなったよ」とか、そういった平常時よりちょっと変則の異常時に対する電話連絡という点ではIP電話も十分通じるのではないかというふうに感じます。ぜひとも、公衆電話が撤去された場合にはそういう点も前向きに検討していただきながら、実際に通ってるお子さん方が安心して学校から帰宅につく、また学校でのさまざまな状況に対して心配される方に連絡がとれる、そういう手段を講じられるように検討いただきたいと思います。  その点でもう一つ確認というか一つお願いでありますけれども、公衆電話が撤去された際に一般の通常の回線を万が一のときには使ってもらえればいいんだといった場合には、当然職員室や事務室等に子供たちが入っていって、通常の業務をされている先生方のそばでそういう連絡をせざるを得ないという状況が生ずると思いますけれども、本来公衆電話は学校の先生方とは一線を画した場所に配置されていたやに思いますので、そういった配慮もぜひともしていただきたいと思います。 141: ◯ふるくぼ和子委員  私からは、石油コンビナート火災について1点だけ、要望も含めてですが、お伺いをしたいと思います。  新日本石油精製株式会社仙台製油所、6月13日の火災ということですが、現在その原因については調査中ということで御報告いただきました。市長の方からも安全管理対策の見直しについてということで当製油所に対して文書も出されておりますし、徹底して原因究明に当たってほしいというふうに思っております。そうは言っても、たび重なる火災を起こしておりますので、ほんとにひどいなというふうに言わざるを得ません。ただいま報告いただきましたように、たとえ小規模であっても、こうした施設ですから、市の消防局から29台の車両とヘリコプターまで出動して、消防団や近隣の関係する公設消防合わせて172名も動員されるという大変な事態になっています。何度も繰り返されているこうした現に起きている火災について、仙台製油所の方の保安体制に私は疑問を持たざるを得ないなというふうに思っております。  既に報告にもあったように、使用停止命令が出されて、操業停止をしておられますけれども、今回の火災の原因、究明がされるまであいまいな点を一切残さない状態に至るまで操業の開始についてはこれを許すべきではないというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。御当局の見解をお伺いをしておきたいと思います。 142: ◯消防局長  昨年10月の使用解除をした際も、安全管理の徹底ということで先方の方からはきちんとした報告書ができてまいりましたし、また調査の結果、その点も確認できたということで解除をしたところでございます。大変残念なことに、我々も遺憾なんですけれども、8カ月で今回の火災も発生したということで、それでは去年のそういう安全管理の徹底というのは何だったのかと、先方にも厳しく追及をいたしております。  あわせまして、前回は私が市長のかわりに要請文を先方の所長に手渡したところだったんですけれども、今回そういうことで非常に仙台市としても事態を深く受けとめまして、市長が直接先方の社長に文書を手渡したということでございます。  あわせまして、当然、安全管理の徹底とそれから原因究明──原因究明は現在調査中でございますが、あわせて、そういう会社としての対応といいますか、それをきちんと、現在の問題点を明らかにして、そして具体的な改善方策を報告してくれということも厳しく要請しております。そういう一連の事態を踏まえて、今回の火災の発生原因が明らかになって、対応策がとられたという一連のことがございましたなら解除という措置には至りますけれども、こちらとしても前回の結果も厳しく受けとめまして、先方の方に厳しく指導を徹底して再発防止を本当に実のあるものにしていただくよう要請したいと考えております。 143: ◯ふるくぼ和子委員  これは委員長の方にぜひお願いを申し上げたいなというふうに思うんですけれども、私も先日現地の調査に伺ってまいりました。この工場、火災を繰り返しているということもあって、今報告のとおりですが、消防当局についても厳しい対応をされておられることもございますし、議会の共通の認識にしておいた方がよいのではないかというふうにも思います。時期については委員長の御判断で、原因がわかってからでもいいのかなというふうに私も思いますけれども、ぜひ委員長のお取り計らいで当委員会でこの製油所の現地調査を実施をしていただきますようにお願いを申し上げたいというふうに思います。 144: ◯委員長  ただいま、ふるくぼ委員から新日本石油精製株式会社仙台製油所を視察してはどうかという意見がありましたが、皆様の御意見もお伺いしたいと思います。 145: ◯佐藤正昭委員  とてもいい提案です。しかしながら、我々もこのことについては、重大な関心を持っていますし、市民の安心・安全にかかわることで、このようなことがないようにということを願っている一人でもあります。そういった中で、今現在調査中で、聞くところによりますと、7月の半ばにはその原因究明ができる。そして今の状況というのは、現場が保存されていて、今見に行っても我々としてどうこうということではないと思います。であれば、もう少し再発防止なり、安全対策というものが整ってから、そういうのも含めて見に行くということで、内容についてはぜひ委員長のもとで整理をしていただいて、適切な時期、そして適切な方法について、委員長、副委員長で御相談をしていただければなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 146: ◯委員長  ほかに御意見はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 147: ◯委員長 ただいま御意見を伺いましたが、昨年同様の火災事故を起こしている状況がありますが、現時点では原因を調査中ということですので、その調査の進捗状況を見ながら視察時期などを検討していきたいと思いますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 148: ◯委員長  日程につきましては、先方の都合もありますので、また当局も調査をしている段階ですので、正副委員長に一任をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 149: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  なお、この視察は委員会としてではなく、協議会として実施するようになりますので御了承を願います。  それでは次に、教育局より報告を願います。 150: ◯教育長  教育局からは自動体外式除細動器いわゆるAEDにつきまして、市立の中学校、高等学校と、市民局所管ではございますがスポーツ施設への配備が完了いたしましたので、あわせて口頭にて御報告をさせていただきます。  全国的に運動中などに心臓停止による突然死が発生している事例が見られますことから、厚生労働省などでは人の多数集まる場所へのAEDの配備を推奨しておりましたが、AEDの機能向上等を背景に、昨年7月からは一般の人でも操作、使用することが認められるようになったところです。これを受けまして、本市の中学校、高等学校、養護学校の計70校と各区の拠点体育館である青葉体育館、勤労者体育館、仙台市体育館、泉体育館の四つのスポーツ施設にAEDを配備し、6月1日から運用を開始いたしました。実際に使用が想定される職員に対する講習も既に完了しているところでございます。今回のAEDの配備によりまして、緊急時における救命措置が迅速に行われ、とうとい命が救われる可能性が向上するものと考えております。 151: ◯委員長  ただいまの報告に対して、御質問等はございませんか。 152: ◯横田匡人委員  私は今日の付託された議案並びに報告の事項には質問の予定はなかったんですけれども、この点口頭での御報告でありましたので、お尋ねをします。  先般、消防の総合防災訓練におきまして、私も初めてAEDというものを体験してまいりました。「百聞は一見にしかず」でありまして、実際に使用してみると使用要項が順次音声で出るなんていうところは非常に思った以上に使いやすく、将来はそれこそ非常用の懐中電灯にAEDが設置されたものが日常的に販売されるような日が来ればいいなというふうに思ってまいりました。  そこでお伺いしますが、今回配備が完了しましたということでありますけれども、これは想定される方々の研修を行ったという御説明ありましたが、一般の方々も当然使用できるわけで、想定の範囲が難しいんですが、使用できるのは一体だれなのかというところをちょっと確認させてください。だれでもできるのかどうかという意味での御質問です。 153: ◯健康教育課長  6月1日以前に、各学校に配備の段階でその説明をいたしておりますし、また5月の末になりますけれども、教職員とか主に養護教諭でございますが、それらの方々に研修をしております。また法律的に言いますと、一般の方も、研修は勧められておりますが、一般の方でも使用できるというふうな状況になってございます。 154: ◯横田匡人委員  ということは、つまりは、万一の際、そういったことはない方が当然いいわけでありますけれども、例えば私のような人間がスポーツ施設を利用したときに、その除細動器を私が使用しますと、使って救助してさしあげますといったときには、施設の断りも、確認の作業というのは要らないということですか。だれでもが自由に使えるという意味でしょうか。 155: ◯救急課長  昨年の7月からAEDの使用も一般市民に認められることになりました。一般市民につきましては、講習を受講することなく使用できるというふうなことになっております。施設に配備されましたAEDにつきましては、基本的にはその施設管理者に断りを入れながら使用するというのが基本であるというふうに考えております。 156: ◯横田匡人委員  これは、学校の場合は生徒も使用できるんでしょうか。 157: ◯救急課長  生徒につきましては、先ほど言いましたように昨年7月から一般市民に認められるというようなことですので、その範疇に当然ありますので、講習を受講することなく使用できるというふうなことになります。 158: ◯横田匡人委員  特に学校に限定してお尋ねをしますけれども、AEDを配備したということでありますが、各学校によってそれぞれその保管場所といいますか、どこになりますか。 159: ◯健康教育課長  一般的に、保健室等を考えておりましたけれども、保健室の場合、かぎがかかったりして使えないケースもございますので、常時人がおります職員室等を考えております。 160: ◯横田匡人委員  私は、この万が一の事故というのは当然だれもが想定できない状況の中で発生することがあるんだと思います。そうしたときに、例えば職員室あたりに保管をしますと、配置をしたそのときは当然そこにいる職員の方々はわかるでしょう。しかし、これが当然万が一の事故でありますので、幸いなことに事故がなくて、二年たち、三年たち、長い年月がたったときに、途中訓練やさまざまな通達、連絡事項としてはあるでしょうけれども、いざ何かあったときにAEDというのは一体どこにあるんだということが職場内で確認できないようなことは考えられますか。 161: ◯健康教育課長  この機械、リース契約を結んで配置しておりますが、年に一遍以上、また学校の求めがあれば説明をするということもありますので、そういった際に改めて教職員にその設置場所が周知されるというふうに認識しております。 162: ◯横田匡人委員  今の答弁を伺いますと、そういうことを努めていくということで、そういったことがなきように、だれがどこにしまったのかわからなくなることがないようにするという意味だと思うんですが、私は、これは提案でありますけれども、できればやはり職員室とかではなくて、学校の生徒であろうが、職員であろうが、だれであろうが、あの機械はあそこにあるんだという、例えば本当にガラスケースの中にでもしまって、だれの目にでもとまるような物にしていかなければ、結局は万が一のときに除細動の機械さえ見つからなかったということにならないように、ぜひとも検討いただきたいと思います。  加えて、これは教育長にお願いをしますが、結局私が今回この件で質問をさせていただこうと思いましたのは、配備については非常にその施設を利用する者、あるいは生徒や職員の方々、またいろんな方が学校を利用される機会があると思いますし、非常に一歩も二歩も前進したなと思っております。しかし、この配備に関して、口頭で説明して、二、三この程度の質疑をしただけでも不明な点、あるいはちょっと疑問を残すなという点があるわけです。これを口頭で説明する、配備をして配ってしまえば終わりというような姿勢、こういったことが一時が万事、何か教育の中に非常に今不信感があるんだと思います。私は新しい奥山教育長を信頼してまいるしかありませんから、こういったところをいかがお考えでしょうか。配って終わりのような状態に私は見えるんですが、私が教育長であれば、今回の件、何でこういう質疑が議会から出るんだと、私は担当の方々に注意を促したいと思いますが、教育長はいかがお感じになりましたか。 163: ◯教育長  この除細動器の配備につきましては、昨年来の事故等を踏まえまして、昨年の予算要求の過程でも、さまざまにその必要性等に御議論をいただいて、配備の御決定をいただいたものと考えております。配備が可能になりましたことにつきましては、中高校の現場も、もちろん私も大変ありがたいことであり、これを有効に活用する手段を日常的に検証し、それが間違ってもほこりの中で埋もれることのないようにという御指摘は十分に慎重に受けとめ、学校現場で有効に活用し、職員が日々そのことを児童にも周知していくように、私からも校長会等の機会を通じて、折に触れ、そのことを話してまいりたいと、かように考えております。 164: ◯横田匡人委員  教育長、私はしつこく食い下がるわけではありませんが、こういった議会側からの指摘がなくても、6月1日には始まってるわけですね。そのときにきちんとした配備の仕方というものをもう少し丁寧に慎重に、知恵と、担当職員の皆さん方の本当に工夫を織り交ぜて取り組んでいただきたいと、こういうことであります。ですから、今回6月スタートに当たって、私のような者から指摘があったことに対して、どんなふうに思われますかということに答えていただけませんか。 165: ◯教育長  保護者を初め、また議員の方々におかれましても、この問題に積極的な御関心をお持ちいただき、このように細部にわたっても具体的な御指導、御意見をいただいているということは大変ありがたいことだと思います。私どもとしても、当たる限り、準備については段階を踏んで整えてきたと、このように思っておりますけれども、しかしそれはあくまでも当事者としての思いでございまして、外部的に見た場合、さまざまに抜け落ちている点もあろうかと思います。そのように御指摘をいただきましたことに感謝し、これからもお気づきの点については率直に御意見をいただきますようにお願い申し上げる次第でございます。 166: ◯横田匡人委員  信頼を申し上げておりますので、お願いをしたいと思います。加えて、この配備についての資料を後ほどちょうだいできればというお願いもあわせてして、私の質問を終わります。 167: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 168: ◯委員長  以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から、何か発言がありましたらお願いをいたします。 169: ◯佐藤正昭委員  先月ですか、宮城県北の3県立高校と一つの中学校で、運動着納入でリベートということがあって、県内すべての小中学校、県立高校で調査を始めたと。そしてそれに伴って仙台市でも調査を始めたということ。ちょっと揚げ足を取るようでなんですけれども、地元紙によりますと、市教育委員会は県教委が全県調査を始めたので足並みをそろえたというようなコメントが載っているんですけれども、必ずしも県教委と同一にしなくてもいいですし、県よりも透明性の高い、そして精度の高い調査をした方がいいんじゃないかなと思っております。そういった中で、その調査の確認表といいますか学校の指定教材等についての確認表というものをいただきまして、見ましたけれども、A4判のの中に15年度、16年度、17年度という形で確認表があるんですけれども、これに書いてもらって、学校名を書いて校長先生が印鑑を押してということなんですけれども、スペース的にも調査の内容的にも、これで十分なのかなと。いろんなものが混在をした調査で、教材があって、学用品があって、修学旅行等のもの、すべてのものについて一つの調査の中にまとまっていて、本当は一つ一つのものについて、複数の業者から見積もりをとりましたかとか、一つ一つ選定委員会をしましたかと、そういうことが普通なんじゃないかなと思うんですけれども、この確認表はどのような過程で、県がこのようなものをつくったからこのようなもので確認をしてもらったということで、そういう理解でよろしいんでしょうか。まずはお伺いをいたします。 170: ◯教育指導課長  今回の調査でございますけれども、宮城県の方で起きた事件が報道されまして、その報道を受けまして、仙台市でも同じような事案がないかどうか確認をするという意味で、県教委の調査の中身を確認しながら行ったというところでございます。 171: ◯佐藤正昭委員  私は、調査をするのであれば、最初の調査というのが大切で、何か起こりそう、起こったときには最初の初期の対応が一番重要だと思うんです。皆様もおわかりのとおり、この間、ここ数カ月問題になっております松森工場の問題にしても、最初の段階の対応がきちっとしていれば、これだけ大ごとになったり、炉が停止して市民に迷惑をかけるということはなかったわけでして、その最初が大切なので、私は、見た感じ、言葉で言えば、あまりにも簡単だな、あまりにもシンプルだなと、もう少し工夫をしてこの調査をした方がよかったんじゃないのかなと思うんですけれども、そのことについてどういう感想を、私の今の発言に対してどういう感想をお持ちですか。 172: ◯教育指導課長  確かに、もし何かあれば、それをいち早く発見し、そして対応をとるということは大切なことかと思います。確かに大変簡潔な一枚のペーパーでございますが、今回の調査の主目的は用品等の指定に伴う業者からの金品等の授受の有無についての調査、これが主な目的であり、また緊急性もあったものですから、1枚のペーパーになったということでございます。
    173: ◯佐藤正昭委員  じゃあ、質問を別な方にします。  この中で結果が出たんですけれども、最初の項目で、指定手続というところで、複数の業者から見積もりをとるということになって、例えば小学校だと70%が複数の業者から見積もりとってますよと、中学校だと90%がとってますよということなんですけれども、逆に見れば小学校では30%とってませんよと、中学校では10%とってませんよということなんですよね。ということは、複数業者から見積もりをしないで決めているということは、どのようにしてだれが決めているんでしょうか。お答えください。 174: ◯教育指導課長  確かに、この複数業者からの見積もりについて、実はこれは一番最近のところでは2月の合同校長会で、私の前任の指導課長の方から各学校長に、複数の業者から見積もりをとるなど透明性を図るようにという指示を出していたところでございますが、それでもまだなお複数の業者からの見積もりをとっていないものもあったということで、具体的なものにつきましても、委員御指摘のとおり、何がという押さえはできてはいないわけなんですが、恐らくこれは学校長の判断によるもの、あるいはその学校のこれまでの流れの中、あるいは相手の業者が複数その地域の中であったか、なかったかなど、それぞれの学校の実情にもあるものかというふうに推測しております。 175: ◯佐藤正昭委員  善意に考えればそういうふうにとれないこともないかなと思います。しかし、今どき近くになかったとか、そういうものは100万都市ですから、あまりお答えにはならないのかなと。もう少し透明性を高めた方がいいんだろうなと思っております。  そういった中で、2番目の項目の、校内の指定委員会で指定をするということになると、小学校だと68%、中学校だと44%と。裏を返せば、小学校で32%が、中学校では半分以上が指定委員会で指定をしていないということなんですけれども、このことについて教育委員会ではどのようにお感じでしょうか。お願いをいたします。 176: ◯教育指導課長  今回の調査では、校内指定委員会で指定するというような言葉を、文言を使っての調査でございました。ただ、実際には、こういう名称でなくても、例えば学年部会、教科部会、それから運営委員会など、校内にある既存の組織の中で指定するというものを決めるのが一般的というふうに思っております。 177: ◯佐藤正昭委員  これは校内の指定委員会でしょうから、多分校長先生なり、教頭先生、教務主任の先生、これは私の理解でいいかどうか、これは各学校の中の先生たちの委員会ということで理解をしてよろしいんでしょうか。 178: ◯教育指導課長  今お話しいただきましたように、学校の教員による組織というのがほとんどでございますが、ただ、調査を見ますと、ほんの数%ではございますが、保護者を含んでいる学校もあるというふうに認識しております。 179: ◯佐藤正昭委員  保護者を含んだ指定委員会も小学校で6校、中学校で6校あるということで、10%に満たないという数であります。そういった中で、その後に、さすがであります、教育委員会として学校指定用品等の購入に係る公正確保についてという通知が出されました。  もっともなことが書いてあって、教材用品等の購入指定の手続についての留意点ということで、1番、複数の業者から見積もりをとる等々、五つのことがここに書いてあって、私もこのとおりだと思いますし、このようにしていただければいいわけです。しかし、物事というのはやはり今の時代はスピードが求められるんですね。それまでに3年、4年、5年、10年かかったんではだめだと思うんですね。  お伺いしますけれども、ここに5点がありますから、それぞれ同一ではないと思うんですけれども、いつごろまでにこの対策についてきちんと実行していくということの目標点があればお知らせをいただきたいと思います。 180: ◯教育指導課長  委員御指摘の5点の内容につきまして、各学校に6月9日付で通知を出したところでございますが、この後も通知を出せばいいというだけではなくて、校長会や機会のあるたびに私だけではなくてそれぞれの立場で口を酸っぱくして各学校に周知徹底を図ると同時に、期限ということまでちょっと今頭にはなかったんでございますが、このことについて改めてこれがどのくらい浸透してるのか、徹底されているのか、それについては調査も含めて考えているところでございます。 181: ◯佐藤正昭委員  やはり御父兄の方々、そして一般市民に疑念を抱かせる、抱いてしまうような、そういう対応ではまずいんだろうなと思うんです。特に、1番の「複数業者から見積もりをとる」なんていうのは当たり前のことでありますから、私はすぐにでもできるんだろうなと思いますし、この選定委員会というものについても、これもしっかりやればできる……、そういうようなものがないということがおかしいのでないか、ということはだれかが勝手に、校長、教頭、教務主任が勝手に、言葉適切でないですけれども、そういう中で決めているのかなという疑念を抱かせることになるので、これはスピードをもって、やれるところはしっかりやっていただかないとだめだなと思うんです。特に1番、3番の「複数の業者から見積もりをとる」、「第三者を入れた選定委員会などの組織決定の過程を踏む」というこの2点については、私の感覚から言うと、今年度中にはできるのかなという感じに思うんですけれども、教育長、いかがお考えですか。 182: ◯教育長  ただいま、いろいろと御指摘、お話をいただきましたように、こういった物品の購入等におきまして、公平性、公明性、特にその説明責任をきちんと持つ、システムを持つということは、これからの開かれた学校運営の中でも基本となる大きな重要な点だというふうに認識をいたしております。今回各学校に指示をいたしました5点につきましては、指示以降、可及的速やかにそれを実施に移していくというのが私の基本的な考えでございまして、調査以前に今年度の契約が終わった部分は残念ながら次年度以降ということになりますが、今後校内で行われるあらゆる契約について、そうした見積もりをとることでありますとか、委員会を立ち上げますこと、そういうことは実行してまいるように私どもも強力に指導し、なおかつ必要な支援をしてまいりたいと、このように考えております。 183: ◯佐藤正昭委員  今、可及的速やかにという言葉のそのとおりでありますし、ぜひそのようにしていただきたいなと。しかし、人間どうしてもやはり期日を決めないとなかなかできなかったりするものですから、よくお考えをいただいて、しっかりその期日を決めて対処していただくことが、市民に対しての説明責任ということになる。やはり期日も何もない、わからないものというのはだめなんですよ。やはり今マニフェストの時代ですから、やはり頑張りますというだけでは我々も納得しようがないわけで、やはりいついつまでにこうやっていきますということが必要だと思いますので、その辺のところ、もう少し考えていただいて、また来月にでもお伺いをしようかなと思います。 184: ◯鎌田城行委員  ただいまの佐藤委員の質問に関連して伺いたいと思います。  この問題については、新聞報道等を通じながら、さも、県の教育委員会の通知の後づけで仙台市が動いたように報道されておりますけれども、言うべきところはしっかり言っていく必要があるのではないのかなという観点から確認させていただきたいんですけれども、この学校用品の指定という問題については、さきの予算委員会等で私自身からも質問させていただきましたときの担当課長さんからも御答弁いただきました。本来指定は必要以上にかけるものではなくて、保護者等の負担、できるだけ負担を軽くするという点では不用意な指定はすべきではないのではないかということを伺わせていただきました。その際には、学校長の判断において学校の中で取り決めされていることにつきましては、それ以上立ち入ることは難しいけれども、教育委員会、教育局として指導すべきところについては速やかに指導すると、そういうお答えをいただいて、それが2月の校長会における通知に至ったというふうに私は認識しております。  その点が一つと、今回仙台市教育委員会の中においては、幸いにもこういうリベートの問題がなかったということを通じながらも、改めて県の教育委員会をして行動を行ったことに対しては再度の確認という意味で、仙台市教育委員会が行ったということであれば、その点をしっかりと主張すべきであるというふうに感じるところでありますが、いかんせん、保護者の方々の御心配は現状としてはつきまとうところではありますので、今後の対応は先ほどの佐藤委員の御指摘どおり速やかにしていただきたいと願うところでありますが、その点について御確認させていただきたいと思います。 185: ◯教育長  指定用品につきましては、さきの議会でも御答弁申し上げましたように、指定の品目をいたずらに必要であるということではなく、その必要性等を勘案しながら各学校において決めるものではありますけれども、それを減少させていくということは望ましいことであろうというふうに考えます。  それから、今回の調査につきましては、全県的な状況を把握したいという県教委のお気持ち、またそれらを求める県民の方々のお声等もございましたので、県の調査に準じて、私ども、調査をさせていただきましたけれども、今後の運営の透明性、公平性等においては、なお仙台市教委としての判断で、より厳しく透明性を確保するような方策に取り組んでまいりたいというのは、先ほどお話し申し上げたとおりでございます。 186: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。 187: ◯大槻正俊委員  私からは、市民局に対して御質問を幾つかさせていただきたいと思います。  まず、かつてベガルタ仙台の支援のためにということで、太白区役所の駐車場を時間外などに開放するということで本会議で提案をさせていただきまして、それが実現をしてきたわけです。こういったことなどについて、もっともっとベガルタ支援、今度はイーグルスの支援もありますが、そういった立場からしっかりと広報活動などさらに強めてやっていただきたいというのを、まず要望として申し上げておきたいというふうに思います。  今、11月からも含めて仙台でさまざまなプロスポーツに市民が関心を持っています。そういった意味では、スポーツを通じてのシティセールス、誇れる仙台ということで、私はたびたび提案をさせていただいていますが、その中での広報についてちょっと触れておきます。  今、庁内放送も含めて、イーグルスの試合があるよ、ベガルタの試合があるよ。ベガルタに関して言えば、当然今はほとんど土日ということでありますから、もっと回数をふやすなど含めてしっかりと対策をしてほしいなというふうに思います。あと、市政だよりも含めてでありますが、きちんと広報を一度しているというのは承知をしておりますが、もっとする。さらにさまざまな機会をとらえて、広報の活動をしていく、これについて、今までもやっておりますが、ぜひさらにやっていただきたい。例えば、私はいつも持ち歩いていますが、こういったことなどについてはほかの局とも連携してさらに頑張ってやってほしいなというふうに思いますが、まずこのことをお聞きしておきます。 188: ◯スポーツ交流課長  庁内放送と広報面での支援ということだと思います。  今月から多くの市民の皆様、また職員に応援をいただきたいという趣旨で、楽天イーグルスとベガルタ仙台のホームゲームの当日のお昼に庁内の放送をいたしております。なお、試合が土曜日の場合につきましては前日の金曜日にお知らせをしているところでございます。  また、ベガルタ仙台広報面での支援ということでございますけれども、試合日程等につきましては市政だより7月号に8月からの後期日程を掲載するということにしてございます。また今後ホームタウン協議会として実施をいたします高齢者の招待、または似顔絵展など募集なども含めまして広報展開を図ってまいりたいというふうに思っております。 189: ◯大槻正俊委員  今言われましたベガルタ仙台についてでありますけれども、ベガルタ仙台が市民の皆さんから愛されるチームになってきている、本当にこのことは歓迎されることだというふうに思います。さらにベガルタ仙台の支援をもっともっと多方面からしてほしいと、こういうふうには思っています。ただ、踏み込んでの応援ということなどもありますが、そういった動きについてお聞きになっているのかということがあればまたお聞きをしたいというふうに思います。  その際でありますが、このベガルタ、ブランメルも含めてですが、おおよそ12年前から仙台のプロサッカーチームをつくろうということで、そしてつくった暁には応援をしようということで、仙台の市民の皆さんが──仙台市民だけというと怒られますけども、広く東北の皆さんも含めて応援をしてもらっています。本当に最初の弱かったころからずっと応援をしてきた。特に市役所も、私の車もそうですが、ベガルタ仙台応援のステッカーを張ったり、いろいろなことをしてずっと盛り上げてきたわけですね。ですから、ベガルタは仙台市の財産だ、宝だというふうに思います。もっともっとこの精神を生かしたベガルタ仙台というものを全市挙げてつくっていかなければならないというふうにまず私は思っています。ですから、当然多くの支援をいただくときに、単に応援しますと。その結果、これまで培われてきたベガルタ仙台の市民挙げて応援をする、いいチームをつくっていきたいというこの伝統、財産これらをしっかりと守るという立場に立って応援をいただくということはもちろん歓迎するんですが、そのことを踏まえていないとごちゃごちゃになってくると、仙台市民の皆さんにとってもなかなか応援しづらいチームになったりすると大変でありますから、そういったところも踏まえてホームタウンの協議会にも入っているわけですから、仙台市としてもしっかりと言うところは言うという感じで対応をしていただきたいというふうに思っておりますので、この点についてお願いします。 190: ◯市民局長  ベガルタ仙台でございますけれども、ただいまお話がございましたように仙台市の宝でございます。これは本当に立ち上げのときから市民総出で、そして県民、そして東北全体で一丸となりましてここまでやってきたんだろうというふうに私どもも考えてございます。これから進めるに当たりましても、やはり幅広くサポーターの皆さんはもちろんでございますが、市民、県民、そして東北の皆さんに十分理解されながらこのチームがさらに発展を遂げていくというのが一番望ましいというふうに考えてございまして、その趣旨を外れることのないように私どもも対応してまいりたいというふうに考えております。 191: ◯大槻正俊委員  今お答えいただきましたが、今イーグルスの方はサッカー的に言えばJ1でありますから、たとえ100敗したってJ1はJ1ですから、まずことしは次につながるように温かく応援をしていきたいというふうに思います。ただ、何度もベガルタに関しては私も本会議などで言っておりますが、J2ではなかなかシティセールスにはちょっとつらいものがあるわけですから、ぜひしっかりと、これはもちろん仙台市だけではありませんけれども、みんなで応援をしていくということの努力は引き続き求めておきたいというふうに思います。  さらに、今度は教育局にお伺いをするんですが、ちょっと前置きをしておきます。  さまざま世界に開かれた、仙台市が教育で世界をリードする都市ということで、いろいろこの前本会議で御提言を申し上げました。そのことに関していろいろきょうお聞きをしたりということをしたいと思ってたんですが、もうおしりがむずがゆくなってきてるような状況の中で、お聞きをするのは大変失礼だと思いますから、その部分については次の場というふうにさせていただきたいと思います。ただ、どうしても本会議で再質問しないで、もうちょっとこれはきちんと私の言うことが伝わらないという2点に対してだけ言って終わりにします。  一つは、部活動の支援の関係ですが、ボランティアの支援は結構だけれども、もっと踏み込んできちんとした一貫した継続した制度をつくっていくべきだというのをこの前申し上げました。私が言いたいのは、今まで国の交付金での事業で、ことしの単独での取り組み、さらに来年はというふうになっていきます。つまり私は現場が混乱するんじゃないかというふうに思うんですね。特に生徒が。これを一番恐れるわけです。毎年毎年違う人に教わったとか、一貫性がない中でコーチをしてもらう、指導してもらうということであれば、なかなか上達ということに関しての支援も一貫性がなくなるということですので、やはりしっかりした一貫性のある制度をつくるべきだというふうに思います。そしてとりわけ、やはり私は教育というのは、今あんまり時間とってはいけないと思っているのでちょっと言葉が雑になりますが、お金をかけるときはしっかりかけなければならないというふうに思うんですね。要するに、報酬も含めて、いいコーチをきちんとつける、そして本当に現場の人が安心できる、もちろん教師も一生懸命やっていますが、どうしても専門性がない分野もありますから、補う意味でもしっかりやらなければいけないというふうに思います。ですから、当然のことながら、報酬も伴ったりしながらいい人材に教えてもらう。そしてやがてはそのことによって仙台市の子供の特徴が伸びて、個性が伸びて、仙台市の子供たちが大きく育つ、さらに市民となって世界に羽ばたくような子供たちができる。そのことが逆にまた仙台市民にとっても誇りにもなるというふうに思うので、そういった意味でのコーチ制度、外部指導者の制度というふうに申し上げてるので、ちょっと私の本会議での質問が舌足らずだったと思いますが、その点についてしっかりともう一回お答えをいただきたいので今御質問させていただきました。 192: ◯教育長  部活動の外部指導者の制度でございますけれども、御承知のように平成16年まで国の緊急雇用事業の中の方々を中心に、あわせて仙台大学の学生でありますとか、また県の事業の費用を使ったコーチの方等をおおむね三本立てぐらいの感じでお願いをしてまいりました。その中で、緊急雇用の方々が人数としてかなりの部分を占めていた。やはり指導の継続性ということがございますので、私どもといたしましては今回のボランティア制度の中にこれまでの緊急雇用で御活躍いただいていた方、それらの方々の中に既に多少身分的には、もしくは賃金的には変わる部分があっても、引き続きこれまで見てきた子供たちを指導したいと、指導に協力してもいいという方々がおられるということが今回の発想のもとでございまして、そういう意味ではなるべく指導の継続性を確実にしたいというところで、ボランティアの制度も含めて現在可能な方策を考えていると、そのようなことでございます。 193: ◯大槻正俊委員  なお、よりいい制度にしていただきたいというふうに思っております。また質問の機会があればしていきたいというふうに思います。  あともう1点だけ、中総体の開会式の関係です。私は何としても宮城野原でというのを皆さんに言いなさいというふうにも言われていますし、私もやはり仙台市の中で開会式をやる、しかもできるだけ多くの人が見られる場所でですね、青空のもとと言えばいいんですが、なかなかそういくかどうかというのは6月ですからわかりませんが、できるだけ多くの人が参加できる、多くの人に見てもらう、そして多くの人が来やすい、そういう場所でやはりしっかりと本当にいついつまでもあのとき開会式やってよかったなと子供たちの心に残るような開会式にすべきだと思うので、もっと頑張ってほしいと思うんですが、その点いかがですか。 194: ◯教育長  中体連開会式の宮城野原陸上競技場での開催に向けましては、保護者の方々及び参加する生徒からも、やはり宮城野原でというような要望は私どももいただいております。それらを受けとめながら仙台市教育委員会といたしましては、なお次年度の開会に向けては宮城県教育委員会と十分鋭意交渉してまいりたいと、このように考えております。 195: ◯大槻正俊委員  あまり向こう側に遠慮しないで、しっかりと市民の声を反映して取り組んでほしいなというふうに、これは強く求めておきたいと思います。  あと、先ほど予告させていただきましたように、皆さんがそろそろ終われというような雰囲気の中で教育長といろいろお話をし合うのは大変失礼だと思いますので、あと改めて次回なり機会をとっていただいて、させていただきたいというふうに思いまして、委員長、協力します。 196: ◯委員長  ほかに質問はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 197: ◯委員長  なければ次に閉会中の継続審査及び他都市視察についてお諮りをいたします。  先日、開催されました常任委員会正副委員長会議において、他都市視察の実施については、1班編成で、2泊3日とし、一人当たり13万5000円以内を基本として、視察内容については、閉会中継続審査事項と関連するものであること、議長まで委員派遣の申し出をし、承認を得ることが整理されております。そのようなことで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  まず、閉会中継続審査事項についてお諮りをいたします。  閉会中継続審査事項については、歴史的建造物等の文化施設への利活用について、福岡県西方沖地震について及び科学館事業について閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 198: ◯委員長  異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることを決定いたしました。  次に、ただいま決定いたしました閉会中継続審査事項に関連して、他都市視察を実施したいと考えております。事務局に資料を配付いたさせます。                 〔資料配付〕 199: ◯委員長  あまり時間がかかりませんので、御協力をお願いします。  まず、視察日程でありますが、副委員長とも相談の上、8月8日月曜日から8月10日水曜日までの3日間を考えております。また、視察先につきましては、熊本県山鹿市「八千代座」、福岡西方沖地震被災地、福岡県青少年科学館、熊本県立装飾古墳館を予定いたしております。基本的にはこのようなことで進めてまいりたいと考えておりますが、視察先の都合もありますので、その詳細や今後の変更等につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 200: ◯委員長  それではそのようにさせていただき、議長に対し委員派遣の申し出を行いたいと思います。  また、当局の同行についてでありますが、先進都市の施設等を一緒に視察、勉強することは、今後の委員会運営において大変有意義であると思いますことから、ぜひ同行願いたいと思いますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 201: ◯委員長  当局もよろしいでしょうか。  それではそのようなことで進めたいと思います。  なお、同行者の人選につきましては、当局とも相談をしなければなりませんので、このことも正副委員長に御一任をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 202: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  以上で所管事務を終了いたします。  それでは、これをもって委員会を閉会いたします。...